サイロの中は空気が薄いそうですが、どうしてですか?
サイロの中にはモミが入っており、モミは貯蔵中にも
呼吸作用
を営み、酸素を消費して
炭酸ガスを発生
させます。そのためサイロ内は空気が薄く、
酸素欠乏状態
となります。
点検等でサイロ内に入るときは、酸素濃度測定器で酸素濃度を測定し、18%以上であれば安全ですが、これを下回る場合は酸素欠乏症になり、大変危険です。カントリーの職員は全員「第2種酸素欠乏危険作業主任者」の免許を取得して安全に作業を行っています。
お米はどのように袋に詰めているのですか?
給袋機(きゅうたいき)
という機械で袋詰めを行っています。
袋をセットすると、機械が自動でお米を詰めるところまで袋を持って行きます。
機械の上には
計量器
が付いていて、ここで計量されたお米がザーッと袋の中に入ります。
形を整えたらフタをするところまで運ばれ、
ミシンで縫って
完成です。
1袋詰めるのに30秒もかからず詰められます。
給袋機
計量器
ミシン縫い
お米はどのように出荷されるのですか?
お米の業界では
30kgの紙袋
で流通しています。そのため当JAでも30kg袋に詰めて出荷しています。
また、沢山同じ所に出荷する場合は
大きな袋(フレコン)
に詰めて出荷します。この方法だといちいち紙袋に詰めなくてもよいため大変楽です。
お米の袋を開けようとしたら糸で縫ってあり、「糸抜きはここから」と書いてあるけど、初めてでどうやったら良いか分かりません。教えてください。
「糸抜きはここから」
と書いてある方の、裏側を見てください。赤と白の糸で縫われていますので、赤糸の端を引っ張ると赤糸だけが抜けかけます。そして白糸も一緒に引っ張ると、きれいに糸が抜けます。
赤糸が抜けずに引っかかってしまった場合は
表側の白糸を
引っ張ってください。その後赤糸を引くときれいに抜けます。
絶対に逆からは抜けません。
必ず「糸抜きはここから」と書いてある方から抜いてください。
何度もやるとコツがつかめて簡単にできるよ!
ここから
赤糸
白糸
お米の粒はなぜ揃っているのですか?
粒選別機
という機械で選別しています。
中には
8角形の筒状の網
があります。網の中をお米が通過すると、
大きい米粒は残り、小さな米粒は下に落ちます
。
残った大きな米粒は製品として皆さんが食べるお米として出荷されます。
下に落ちた小さなな米粒は屑米として別のルート(ビール、せんべいの原料)で出荷されます。
粒選別機
筒状の網
網から落ちる米
お米の水分はどのように測るのですか?
お米の品質
を左右するのは
水分値
です。当カントリーでは乾燥機でお米を乾燥するとき、写真のような
自動水分計
と
手動水分計
によって
二重チェックで測定
しています。お米を乾燥するときは、品質低下のないよう特に気を遣って作業しています。皆さまに美味しいお米を食べていただくためには、水分測定が重要なポイントとなるのです。
いろいろな品種が搬入されていますが、どのように品種を分けるのですか?
当カントリーでは、コンピューターによる「
水分・品種別自動選択システム
」を導入しています。
受付時に品種を指定すると、
コンピューターが
判断して
品種別に仕分け
し、指定されたサイロへ運んでくれます。サイロ1本単位で品種が設定されていますので、他の品種と混ざることはありません。
カントリーエレベーターという名前ですが、中にエレベーターはあるのですか?
人が乗るような大きなエレベーターはありません。人が乗るエレベーターは昇降機と呼びますが、カントリーエレベーターでは
モミや玄米を運ぶ
昇降機「
バケットエレベーター
」があるのでエレベーターという名前が付いています。写真のように内部にはモミを受ける容器がたくさん付いていて、高速に回転しながらモミを運んでいます。
サイロはなぜ丸い形をしているのですか?
サイロ1本の形は円柱で、一番下の部分は円すい形です。
丸い鉛筆を削ったような形
になっていて、6本が組み合わさっています。モミを取り出すときは、サイロの中心から落ちていくので壁側の部分のモミは最後になります。もし、サイロが
四角形だったら
角があるため、
モミが残ってしまう
場合があります。だからモミを一粒残らず排出するには、角のない
丸い形が一番理想的
なのです。
また、丸い形のサイロは、壁面にかかる圧力が一定なため、
モミの変質やカビの発生を抑える
こともできます。
サイロ全体は、つなぎ目のない特殊な工法(スライディング工法)で建造されています。サイロ工事は、鉄筋を入れながらコンクリートを流し込み、連続72時間かけて造られました。
カントリーから出る籾殻(もみがら)は、どのように使うのですか?
籾殻を燃やし、炭のようにした
「燻炭(くんたん)」
や、籾殻と米ぬか等を混ぜた
「ぼかし肥料」
を作ったりします。米の副産物として、とても重宝されています。また、この地方では11月頃になると
タマネギの苗を定植
します。苗はまだ小さく
寒さに弱い
ので、防寒してあげなければなりません。黒マルチなどで地表を覆う方法もありますが、その代わりに
籾殻で覆っても
同じ
効果があります。
【畑に入れる場合の注意点】
籾殻自身は堅い膜で覆われているため、水をあまり吸収しません。そのため、畑にたくさん入れると土壌が乾燥しやすくなります。畑に入れる場合は
堆肥などと混ぜ、山積みにして腐らせてから入れる
と土壌にもあまり影響が出なくなります。
★籾殻を入手するには
もみがらは、どのようにして取り除いているのですか?
もみがらは、
籾摺機(もみすりき)
という機械で取り除きます。機械の中には
ゴムロール
(写真)が2つあり、それぞれが
違う回転数(早い・遅い)
で矢印の方向に回っています。この間をモミが通るとき、回転数の違いから擦り合わされて、もみがらが取れるのです。
サイロにはどれくらいのお米が保管できますか?
当カントリーでは籾300t保管できるサイロが6本有りますので、
籾
で
1800t
玄米
に換算すると
1440t
白米
に換算すると
1296t
10kg入のお米が129,600袋分のお米を保管することが出来ます。
とても大きな建物ですが、高さは何メートルくらいありますか?
サイロの上の屋根までは、
約33メートル
あります。サイロの上からは、とても遠くまで見晴らすことができます。
西春日井カントリーはいつできましたか?
また、全国でどれくらいカントリーが有りますか?
西春日井のカントリーは、
昭和62年10月に竣工
しました。
また、全国では
766施設(304JA)
、愛知県では
31施設(13JA)
が有ります。それとは逆に、カントリーエレベーターが無い県は、東京都、神奈川県、和歌山県、大阪府、徳島県、宮崎県、沖縄県です(平成17年4月現在)。
籾殻(もみがら)でぼかし肥料を作ったり、畑に入れたいのですが、もらえますか?
毎週火曜日・金曜日の9時〜12時まで
に
カントリーで
お渡ししています。なお、祝日や収穫時期などは行っておりませんのでご注意ください。
カントリーの保有米はなぜ美味しいのですか?
お米を保管するサイロ内は籾(もみ)の状態で
穀温10度前後
に保たれています。そして
必要数量だけを籾すりをして袋詰め
にしたものを今摺米(いまずりまい)として出荷していますので、美味しく食べていただけるのです。
お米を保管するサイロの上にある家の中には何があるのですか?
カントリーでは1階にある操作室(右写真)で全ての機械を制御していますのでサイロ上の家の中は、
サイロ内へ籾(もみ)を投入するベルトコンベアーが2基
あるのみです。
カントリーの操作室で操作しているのはJAの職員ですか?
乾燥設備作業主任者、
酸素欠乏危険作業主任者の資格
を取得している
JA職員
が責任をもって操作をしています。
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