そうだね〜、最近の車には、ほとんどと言っていいほどエアバッグが搭載されていて安全性が向上しているね。だけどチョット待って。事故から搭乗者の安全を守ってくれるエアバッグだけどひとつ間違うとその搭乗者に大ケガを負わしてしまう可能性もあることを、きみは知っているかな?
エアーバックは車に衝撃が加わってから0.01秒で作動し、0.035秒で最大に膨らみ0.1秒後には収縮する仕組みになっている。そしてエアバッグが開く時にかかる圧力は4メガパスカル(1平方メートルの板に400トンの重りを載せたときにかかる圧力に相当。)もの力が加わるんだ。どう?みんな知らなかったでしょ。こんなに凄い力のかかるエアバッグ。もし正しい姿勢で、正しくシートベルトを着用していないとこのエアバッグは危険な凶器に変わって自分に襲いかかってくるかも。最悪、打ち所が悪ければ死んでしまうこともある。しかも、エアバッグを膨らませるのに発火剤を使用しているので、車内の燃えやすいゴミ、レーヨン等の化学繊維の衣服に火が燃え移る危険性もあるんだ。
だから「エアバッグがあるから事故をしても平気!」なんて思ってないで安全運転を心がけようね。
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