ゴボウ
特徴
シャキシャキとした歯ざわりと独特の香りが特徴のゴボウ。きんぴら、煮物、かき揚げや炊き込みご飯など、様々な料理に使われます。
食物繊維は野菜の中でもトップクラスの含有量。便秘の解消、整腸、がんや動脈硬化の予防効果も期待できる人気の野菜です。
野菜情報
栽培カレンダー | ||
---|---|---|
主要品種 | 滝野川ごぼう、ダイエット、コバルトシリーズ | |
連作障害 | 5年 | |
施肥例 (10平方メートル当たり) |
土作り 完熟堆肥30kg、苦土石灰1kg 元肥 化成肥料1kg 追肥 化成肥料0.5kg/回 1回目(第1回の間引き後) 2回目(第2回の間引き後) 3回目(本葉5枚の頃) |
|
畝 幅 | 50cm | |
株 間 | 10cm | |
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播種期
春まき 3月中旬~4月下旬
秋まき 9月中旬~10月中旬
ゴボウの種子は発芽のときに光が必要な「好光性種子」なので、覆土はできるだけ薄くし、しっかりと鎮圧しておきます。
収穫期
春まき 10月下旬~
秋まき 翌年6月中旬~
長根種は播種から150日後、短根種は播種から75日後から収穫できます。根が細くても若ゴボウとしても楽しむことができます。
栽培のポイント
耕土が深く排水の良い畑を選んで栽培することが大切です。また栽培期間が長いので、前後作のことをよく考えて作付けしましょう。種皮が硬いため、あらかじめ浸水処理をしておくと発芽率が向上し、生えそろいがよくなります。また、好光性なので覆土はごく薄くします。
栽培上の注意点
性質は強健なので、通常の作物より管理は容易ですが、アブラムシの発生には注意し、早めに防除を行ってください。初期の生育が遅いため、雑草に埋もれることのないよう注意しましょう。
栽培の手順
1. 畑の準備
<10平方メートル当たり>完熟堆肥30kg、苦土石灰1kg
種まきの2週間前に完熟堆肥と苦土石灰を入れて、深さ50cm以上までよく耕します。
種まきの2週間前に完熟堆肥と苦土石灰を入れて、深さ50cm以上までよく耕します。
2. 元肥入れ
〈10平方メートル当たり〉化成肥料1kg
種まきの1週間前に元肥を入れてよく耕し、幅50cmの畝を作ります。
種まきの1週間前に元肥を入れてよく耕し、幅50cmの畝を作ります。
3. 種まき
種子は硬いので、一晩水に浸しておくと発芽率がよくなります。
幅15cm、深さ7~8cmのまき溝を作り、灌水します。10cm間隔に1か所5粒ずつ種をまきます。
種が隠れる程度に薄く覆土したら、鍬の背で押さえて土になじませます。
幅15cm、深さ7~8cmのまき溝を作り、灌水します。10cm間隔に1か所5粒ずつ種をまきます。
種が隠れる程度に薄く覆土したら、鍬の背で押さえて土になじませます。
4. 間引き
第1回(本葉1~2枚の頃)
伸びすぎや出遅れの苗を間引き、1か所2本にします。
第2回(本葉3~4枚の頃)
1か所1本に間引きます。
【よい株の見分け方】
葉が上に向かって素直に伸び、葉の開く角度が狭い株は、根がまっすぐ伸びています。
葉の開く角度が広い株は、又根や変形している可能性が高くなります。
伸びすぎや出遅れの苗を間引き、1か所2本にします。
第2回(本葉3~4枚の頃)
1か所1本に間引きます。
【よい株の見分け方】
葉が上に向かって素直に伸び、葉の開く角度が狭い株は、根がまっすぐ伸びています。
葉の開く角度が広い株は、又根や変形している可能性が高くなります。
5. 追肥
第1回(第1回の間引き後)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
片側の畝に追肥し、土寄せします。
第2回(第2回の間引き後)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
第1回とは反対側の畝に追肥し、土寄せします。
第3回(本葉5~6枚の頃)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
第2回とは反対側の畝に追肥し、土寄せします。
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
片側の畝に追肥し、土寄せします。
第2回(第2回の間引き後)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
第1回とは反対側の畝に追肥し、土寄せします。
第3回(本葉5~6枚の頃)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
第2回とは反対側の畝に追肥し、土寄せします。
6. 収穫
根の直径が1cmくらいになったものから順に収穫します。冬の間も順次行い、翌年3月上旬まで長い間収穫することができます。
収穫は根の先端近くまで掘り下げてから引き抜きましょう。
収穫は根の先端近くまで掘り下げてから引き抜きましょう。