カボチャ
特徴
栄養価が高く、免疫力向上効果があると言われるカボチャ。ビタミンC・Eを多く含み、生活習慣病の予防にも有効とされるなど評価の高い野菜です。
野菜の中では最も強健な部類に属し、少ない肥料でも良く育つため省資源的栽培ができます。
野菜情報
栽培カレンダー | ||
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主要品種 | 栗かぼちゃ、坊ちゃん | |
連作障害 | なし | |
施肥例 (10平方メートル当たり) |
土作り 完熟堆肥30kg、苦土石灰1kg 元肥 化成肥料1kg 追肥 化成肥料0.5kg/回 1回目(つるが50cmくらいの頃) 2回目(果実が7~8cmくらいの頃) |
|
畝 幅 | 90cm | |
株 間 | 90cm | |
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播種期
3月下旬~4月
収穫期
7月中旬~8月
栽培のポイント
つるがよく伸び葉が大形なので、生育前期の整枝とつるの誘引を入念にします。
本葉が5~6枚の頃に親づるの先端を摘心し、勢いの良い子づる2本を伸ばします。子づるからわき芽が出てきますが、一番果の着果節までのわき芽は全て摘み取ります。
受粉はハチなどの昆虫によって自然に行われますが、確実に着果させるため人工授粉をします。雌花が開花したら朝8時頃までに授粉作業を行いましょう。
栽培上の注意点
強健で茎葉がよく繁茂するため、ある程度ゆとりのある畑で栽培します。
多湿地では軟弱徒長となり、疫病などが発生しやすくなります。日当たりや風通しのよい場所を選び、畝の高さや周囲の排水に注意しましょう。
カボチャは吸肥力が強く、つるはよく伸びるものの雄花ばかりで雌花がつかない「つるぼけ」になりやすいので、肥沃な畑では元肥を少なめにし、追肥を控えるようにします。
栽培の手順
1. 苗づくり
3号ポットに種を3粒まきます。種は横向きに置いて1cm覆土し、たっぷり灌水します。
5~7日で発芽します。
本葉1枚の頃、勢いよいもの1本に間引きます。
本葉4枚の苗に仕上げます。
5~7日で発芽します。
本葉1枚の頃、勢いよいもの1本に間引きます。
本葉4枚の苗に仕上げます。
2. 畑の準備
<10平方メートル当たり>完熟堆肥30kg、苦土石灰1kg
植えつけの2週間前に完熟堆肥と苦土石灰を入れてよく耕します。
植えつけの2週間前に完熟堆肥と苦土石灰を入れてよく耕します。
3. 元肥入れ
〈10平方メートル当たり〉化成肥料1kg
植えつけの1週間前に元肥を入れてよく耕し、幅90cmの畝を作ります。
よく肥えた畑や前作の肥料成分が残っている場合は、元肥を少なくします。
植えつけの1週間前に元肥を入れてよく耕し、幅90cmの畝を作ります。
よく肥えた畑や前作の肥料成分が残っている場合は、元肥を少なくします。
4. 植えつけ
株間90cmに植え穴を掘り、灌水してから植えつけます。
遅霜の恐れがある時期は、ビニール等でトンネルするかホットキャップを被せて保温します。
遅霜の恐れがある時期は、ビニール等でトンネルするかホットキャップを被せて保温します。
5. 摘心・整枝
本葉5~6枚の頃、親づるを摘心し、勢いのよい子づる2本を伸ばします。
摘心せず親づると子づる1本を伸ばしてもよいです。
摘心せず親づると子づる1本を伸ばしてもよいです。
6. 人工授粉
確実に着果させるため人工授粉を行います。
雌花が開花したら朝8時頃までに、雄花の花粉を雌花の柱頭(雌しべ)に軽くこすりつけます。
雌花が開花したら朝8時頃までに、雄花の花粉を雌花の柱頭(雌しべ)に軽くこすりつけます。
7. 追肥・敷きわら
第1回(つるが50cmくらいの頃)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
畝の両側に追肥し、軽く土寄せします。
つるが伸び出したら2~3回に分けて敷きわらをします。
第2回(果実が7~8cmくらいの頃)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
株間のところどころに追肥します。葉が茂りすぎている場合は追肥を控えます。
果実の色が濃くなってきたら、果皮の色を均一にするため、横に寝た果実を慎重に起こします。
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
畝の両側に追肥し、軽く土寄せします。
つるが伸び出したら2~3回に分けて敷きわらをします。
第2回(果実が7~8cmくらいの頃)
〈10平方メートル当たり〉化成肥料0.5kg
株間のところどころに追肥します。葉が茂りすぎている場合は追肥を控えます。
果実の色が濃くなってきたら、果皮の色を均一にするため、横に寝た果実を慎重に起こします。
8. 収穫
開花後45日くらいが収穫適期です。
ヘタの部分がコルク化し、果実の表面に光沢がなくなった頃に収穫します。
ヘタの部分がコルク化し、果実の表面に光沢がなくなった頃に収穫します。