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知っとりゃあすCar?

エンジンをかけるとマフラーから水が出てくるけど大丈夫?

 マフラーから水?って思うかもしれないが、この水はガソリンが燃焼するときに発生する水蒸気が外気によって冷やされ、水となってマフラーから出てきたものなんだ。だから水滴が落ちるのは正常と考えて良い。
 しかし、マフラーに水がたまった状態が長く続くと腐食を起こしマフラーに穴があくこともある。近距離しか乗らない場合は、時々ある程度の距離を走ってマフラーを十分暖め、水分を蒸発させてあげよう。

後部座席のドアが内側から開かなくなったけど、どうしてかな?

 内側からだけが開かないのであれば、チャイルドロックシステムにが効いていることかな。小さな子供さんが走行中や停車時に内側からドアが開かなくなるようにするシステムなんだ。外側からは開くよ!

高速道路でハンドルがガタガタぶれることがあるんだけど故障かな?

 そうだね!原因は色々あると思うけど、皆さんは何が原因だと思いますか?エッ、何も思いつかないって(笑)それでは、一例を挙げてみますね。
(1) タイヤのゴム質の硬化(老化)でタイヤ自体が変形していたり、空気が減っている。
(2) タイヤを溝に落としたり縁石などにぶつけてホイールが曲がったり、足回り部品が変形している。ハンドル構成部品の変形など
(3) 車が真っ直ぐ走れるように調整してあるタイヤ、ホイールのバランスがくるった。
 以上、原因としてはこんな感じかな。この他にも原因は色々考えられる。安全のためにも、車の調子が悪いと思ったらディーラーや整備工場に持って行って点検してもらおうね!

あれっ!エンジンがかからない。バッテリーが上がっちゃったよ。どうしよう。

 バッテリーの寿命は新品から約3年ぐらいが目安です。長年使っているとバッテリーの性能が落ちて、ついにはバッテリーが上がってしまった、なんて事になるので注意してね。
 でもバッテリーが上がったからって慌てなくても大丈夫!ブースターケーブルと、もう一台車があればエンジンをかけることが出来るよ。それでは手順を説明するね。
1.ブースターケーブル(配線の太い物が良い)を用意します。
2.救援車はエンジンをかけたままエアコンやステレオは電源を切ります。
3.下の図のようにブースターケーブルをつなぎます(取り外す時は逆順)。
(1) バッテリーあがり車のバッテリーのプラス(+)端子に接続
(2) 救援車のバッテリーのプラス(+)端子に接続
(3) 救援車のバッテリーのマイナス(-)端子に接続
(4) バッテリーあがり車エンジン本体の金属部分に接続



4.バッテリーが上がった車のエンジンをかけます(バッテリーが完全に上がっていると、すぐにはエンジンがかからないので30秒ぐらい待ちます)。
5.エンジンが始動したらブースターケーブルを接続した手順の逆順で取り外します。
 ちゃんとエンジンはかかったかな?救援車のバッテリーが弱っていると救援車までバッテリ-が上がってしまうこともあるので注意してねっ!
 ちなみに、JAFの出動理由の№1は、バッテリー上がりだって。

行けるかなー?もう少し行けるかな~?”ガシャン”、ゲゲッ、車が側溝に脱輪しちゃった(^^;)あー、どうしよう。

 そんな間抜けなこと・・・と思うかもしれないがコレって意外とあるんだよね。そしてタイヤが脱輪したとき自力で脱出できるかどうかは車の駆動方式によって決まる。
 自分の車がFR車(エンジンが前にあり後ろのタイヤが回って走る車)な場合、自力で脱出するのはかなり難しい(脱輪したタイヤが空回りするから)。しかし、FF車(エンジンが前にあり前のタイヤが回って走る車)の場合は可能性があります。
 それはハンドルをいっぱい切ってタイヤが側溝の壁にガッチリ食い込めばしめたもの。ハンドルを固定しDレンジや2速ギアでジワッとアクセルを踏み込むと側溝の縁までタイヤが乗り上がり脱出できるんだヨ。でも、側溝の幅が広かったり深い場合はタイヤをジャッキで持ち上げるのだ。溝が深くジャッキが使えないときは、土や石で溝を浅くしてタイヤとジャッキの間に板をかませて持ち上げて脱出してみよう!
 軽い軽自動車なら大人3~4人で充分持ち上がるから気合いでガンバレー!!でも、ジャッキや人手が無いときは修理工場やJAFにTEL!

ハンドルが重くなったけど何が原因?

 今まで軽かったのに最近重くなってきたなら、タイヤの空気不足(パンクなど)か、ベルトの緩みやパワステオイルの不足が考えられるよ!最近の車には電気式という物もあって、メーターパネル内でP/S警告ランプが点灯していたら即修理工場に持って行こうね!
 写真の白い丸で囲んであるのがパワステの警告ランプだよ

事故をした時にエアバッグが作動しない時があるって本当?

 はい!ありますよ。エアバッグは、車の正面から時速20~30km以上のスピードで衝突した位の強い衝撃で作動します。しかし以下の場合は作動しないので要注意だよ!
1.衝突方向が車の中心から大きく外れた時
2.壁やガードレールに斜めに衝突した時
3.電柱や立ち木に衝突した時
4.トラックなどの荷台の下へもぐり込んで衝突した時
5.横転や、転覆して衝突した時
6.追突された時
 エアバッグが作動しない事がこんなにあるから、くれぐれもスピードは控えめに安全運転でお願いします。
※逆に、こんな事で作動してしまうこともあります。
1.走行中に車の下部を激しくぶつけた時など。
注意:エアーバックが作動すると格納部のまわりの物が、凄いスピードで飛び散るのでエアバッグのまわりには物を置かないようにしようね!

カーブ時にカラカラ音がするんだけど・・・

 静かにしてると車って意外と色んな音がするんだよね。今回はカーブの時にカラカラ音がするってことだけど。多分これは前輪駆動車(FF車)に多く出る症状だと思う。
 FF車はエンジンの駆動力を前のタイヤに伝えるため、ドライブシャフトと呼ばれる部品がある。このドライブシャフトはハンドルを回すとタイヤの角度に合わせて一緒に曲がる仕組みになっていて、その曲がる部分をドライブシャフトブーツと呼ばれるゴム質のカバーで覆って保護しているんだ。
 そのカバーが5~6年(5万km)走行すると硬化したり傷ついたりして破れてしまい、中の部品のグリス(油滑剤)が外に飛び散ってしまう。こうなると、部品同士がこすれ合ってカラカラ音がしたりする!音が出ていても初めのうちは小さな音のため、窓を閉めていたりラジオ等を聞いていると聞こえず、かなり音が大きくなってから初めて気が付くことが多い。
 しかし、そうなってしまってからでは手遅れなんだ!!手遅れならないように時々ハンドルを右か左に一杯切って車から降り、タイヤハウスを覗いて見てごらん。黒っぽいベトベトした物が付着していたら修理工場で一度見てもらおうね。

ブレーキの効きが悪くなってきたけど何が原因?このまま乗っていても大丈夫??

 「大丈夫??」ってバカッ!!大丈夫なワケないでしょーが!!そんな状態で車に乗ってたら事故っちゃいますよ!!!怖いわっ(-_-;)
 とりあえず原因として考えられるのは、ブレーキオイルの漏れ、ブレーキラインへの空気の混入、ブレーキパッド・シューへのグリスオイルや水の付着、ブレーキパッド・シューの摩耗が考えられる。それ以外でもブレーキを踏む力を補助しているパワーユニット(ブレーキブースター等)のトラブルが考えられるが特に重要な部分なので急いで車屋さんで見てもらおう!
 ブレーキに限らず調子が悪いと感じたら車屋さんにLet’s Go!!!

夏場、駐車場に停車したとき水たまりが出来るのだけどどこか故障かな?

 それはきっとエアコンを使っているからじゃないかな!家でも、お店でもエアコンの室外機から水が出てるよね。あれと原理は同じです。
 原理と仕組みを詳しく説明すると!気体(冷媒フロンガス)に高圧をかけて圧縮すると高温を発し液体に変化する。この液化した気体が常圧で気体に戻るとき周りから熱を奪って冷たくなるという原理でエアコンは空気を冷やしているんだ。
 車内にはエバポレーターという熱交換機が入っており気化したエアコンガスがエバポレーター周りの熱を奪ってエバポレーターが冷やされ、そこにファンで風を通過させて冷風を車内へ出す。車内の空気中の水分は冷たくなっているエバポレーター表面で凝縮され(結露)水滴となります。これをホースで車外へ流すため、車の下に水たまりが出来てしまうんだ!けして故障ではないから安心していいよ。
 ちなみに、エアコンを使い始めの頃はカビ臭かったりするけど、それはエバポレーターに付いている水分が原因でカビが発生していることが多いからなんだよ。

オイルが数滴漏れているんだけど大丈夫かな?

 車にはエンジンを始めトランスミッション、ブレーキ等々、様々なオイルが使われている!液漏れの位置や液体の種類でどこが悪いのかわかるよ。
★液漏れの位置で判断!!
FR(後輪駆動)車
4WD車 後輪の中央ならリアデフ、シフトレバーの下ならミッション
FF(前輪駆動)車 ボンネットを開けて液漏れ跡がエンジンの右ならミッション(逆の場合もある)
FF/FR/4WD エンジンの真下ならエンジンオイルが多い」けど、パワーステアリング付きやマニュアル車ならパワステ、クラッチオイルの可能性もある

★液体の種類で判断!!
冷却液(ラジエーターの水) 一般にさらっとした水のようで赤や緑や青がある
燃料系 臭い匂いならガソリンだよ
オイル系 粘度があり黒っぽいシミによくなるよ。車の取扱説明書を見て、液量の確認が出来るレベルゲージやリザーバータンクをチェックして確認してみましょう

 上の表を参考にチェックすれば、どこが悪いのかだいたいの場所がわかるよ!ちなみに夏場エアコンを使用していると出てくる水やマフラーからの水滴は故障じゃないから心配いらないよ。

洗車の時に気が付いたんだけど、タイヤの側面がひび割れしていたの。これって交換した方がいいのかな?

 もちろん早急に交換した方がいいョ。タイヤはゴムで出来ているから走行距離が少なく、溝が多く残ってても年数が3~5年位で硬くなってひび割れが起こりやすくなる!特に駐車場でも太陽の光が(西日が)良く当たる側のタイヤの方が早くひび割れを起こすよ!そして硬くなったゴムは性能が低下するから危険なのさっ。また、高速をよく走る人は要注意!高速で走るとタイヤの中の空気が熱で暖められて圧力が上がるため最悪、走行中にタイヤが破裂バーーーンなんてことにもなりかねないから!!